世の中には「三大××」というモノがありますが、セノハチはJR幹線で補機を必要とする三大難所の一つに数えられていました。
あとの二つは信越本線の碓井峠と奥羽本線の板谷峠ですが、ご存じの通り碓氷峠は廃線、板谷峠は補機運用廃止となったため表題の「最後の補機区間」となるわけです。
「セノハチ」は山陽本線の瀬野〜八本松駅間の略称(電略)で、その距離は一駅間にして約10kmです。
大山峠というローカルな呼称があるのですが鉄道業界ではなぜか使用されず、通常「瀬野八(セノハチ)」「瀬野八越え」と呼ばれています。
この区間の特徴は急勾配とカーブ、トンネルの多さもありますが、特に八本松駅がサミットとなる片勾配になっていることです。(八本松駅以東は本郷駅まで緩やかな勾配のため補機不要)
ちなみに八本松駅は山陽本線上でもっとも標高が高い駅(海抜255m)になっています。
開業当時は蒸気機関しかなく非力な出力、制動力ではこの区間の安全運行は望めませんでした。
このため最後部に機関車を連結して「上り」はプッシュ、「下り」はブレーキ補助をする、後補機運転が行われていました。
現在ではブレーキ性能が向上したため「上り」の貨物列車のみが補機運転を行っており、また一部の列車では走行中に補機の連結機を解除していたなど、特異な光景は他の路線では見られないものになっています。
(走行開放は2002年3月で廃止)
名称 セノハチ・瀬野八・瀬野八越え・大山峠
場所 広島市安芸区瀬野〜東広島市八本松町(瀬野駅〜八本松駅間)
補機区間 山陽本線 広島貨物ターミナル〜西条駅間(上り貨物列車のみ)
最大勾配 22.6パーミル
最小カーブ 300R(11箇所)
トンネル数 4箇所(瀬野西T、瀬野東T、川上西T、川上東T)
距離 10.6km(途中駅なし)
線路形態 複線(電化済み)

セノハチ年表 歴代補機紹介 セノハチ通過車両 EF67形の紹介 EF67形運用状況 自連走行解放





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